ヒロインヒロイン( さと○珠緒似の可愛い娘ちゃんタイプ ) 地球防衛隊のアイドル、ただの可愛い娘ちゃんだけじゃなくて、どことなく 知性も漂わせている。 もともと育ちが良いせいか、おだやか。そして物事を常に良い方向に考える。 そのせいか、必ず良い結果を手に入れる。 「 おいおい、そんな甘い考え方じゃダメだよ~。 」 なぁんて まわりの隊員に言われているが、 「 ほら、ちゃんと 収まったでしょ。 」 とか何とか言いながら、結局、丸く収めちゃう。 彼女のみょ~なプラス思考は、隊員に一目おかれている。 そんな得な性格の持ち主。 このヒロイン 主人公に対して、いつしか 密かに想いを寄せるようになる。 でも、決して自分から想いを告げたりしない。 さりげなく 相手を自分に振り向かすようしむける。 可愛いいが女性らしいズルさ、したたかさもしっかり持っている。 むろん、かなり嫉妬深い。 物語に年頃の女の子が出てきたら、さぁー大変。 顔はクールだが、戦闘機の操縦はむちゃ荒くなる。 でも、惚れたら一筋。他は目に入らない。 さりげなく愛する人をサポートするようになる。 ( 今は出来ないが・・ ) 最終話 戦いに敗れボロボロになり、満足に歩けない主人公。それでも行こうとする。 「 どうして そこまでして行こうとするの! 」 敵は3度目の戦いで、ついに宿敵ウルトラマンZEROを倒した××星人。 超巨大円盤で現れ、ウルトラマンZEROを倒し、 世界中の都市を破壊したうえ、 更に地球人に いけにえにウルトラマンを差し出せと要求する。 しかし、彼らの本当の目的はウルトラマンを倒し、 地球を征服するといったものではない。 ウルトラマンZEROの本来の力、 つまり宇宙最大の力を己の意のままにしようとたくらんでいる。 ( もしもこれを手に入れたなら、宇宙戦士が束になってかかってきても怖くはないと考えている。 ) 主人公も彼らの本当の目的は薄々感じている。 また、自分が手に入れた力も脅威だ。 しかし、元来の負けず嫌いな性格が災いして、逃げるなんて事は出来ない。 超巨大円盤の脅威とは全く正反対のたたずまい、夕焼けの美しい廃墟の東京。 敵に引き付けられように、引きずった足で建設中の鉄骨の高層ビルを 登って行く主人公。 そこへヒロインが現れる。 「 どうして そこまでして行こうとするの! 」 「 本音はちょっと逃げたいというのもあったんだけど・・ どうせー後で後悔するだろ。 俺、そういうの ダメなのよね。 俺、逃げるのとあきらめんの 一番 嫌なのよね。 」 そう言って主人公、胸のポケットから変身ツールを取り出そうとする。 その瞬間、主人公とヒロインの前に等身大の光の玉が現れる。 まばゆいばかりの光の中から人間と等身大のウルトラマンZEROが現れる。 ZEROのまわりは綺麗な暖かいオーラでつつまれている。 「 君はよく闘った。 しかしもう限界だ。 もうこれ以上の戦いは君の肉体がもたない。 」 しかし、それでも行こうとする主人公。 「 俺には守るべき人がいるんだ。 」 決して、口には出さないが彼の決意は固い。 変身ツールを振り上げようとする主人公。ZEROが思わずその手をつかむ。 「 これ以上の戦いは 君の命の保証が出来ない。 それでも戦うというのなら この戦いの後、 私と光の国に行き 君の命の洗濯をして欲しい。 この願いが聞き入れなければ、私は君とは協力出来ない。 」 主人公、ZEROの眼を見て 静かにうなずく。 「 冷静に自我をコントロールするんだ。 死ぬな・・ 」 光がまた輝き、ZEROが消えてゆく。蛍のような光が余韻の様に残る。 今、目の前にあった現実が夢の様に感じられる。 主人公、ヒロインの方に振り返る。 ヒロイン、ゴクリと息を飲む。 夕日に映るその表情は今まで見た事もない すこやかな顔。 先程までの硬い表情は消え、さわやかで どこか寂しげだ。 「 待っててくれとは言わない。でも、必ず帰ってくる。 」 主人公、ニッコリと微笑み、ヒロインから背を向け 鉄骨の高層ビルからダイブ。 その瞬間、ピカーッと辺りが光り、光の中から巨大なウルトラマンの背中が ヒロインの前に現れる。 ウルトラマンZERO。 ヒロインの眼を見て、優しく そして うなずく。 ヒロイン、ずっとひきずっていた疑問が、ここで初めて解ける。 なんであんなにボロボロなっていたのか・・ なんであんなに ひとりで悩み、苦しんでいたのか・・・ ここで初めて・・
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